『楽』ではなく『工夫』

進捗ですが、ちょうど半分を越えたあたりかと。

今作は動き(行為以外の動作)がちょっと多いので、そこにかなりの労力を割いております(泣)

不本意というわけではなく、むしろ進んでそういった部分を採用しアニメーションスキルの向上に繋がれば『これ幸い』でございます。

まあ、面倒くさいけどね…

さて、今作のヒロインですが、設定としては陰キャJK

私のイメージとしては、やはり履いてるスカートなどもそれなりに長い感じかなと…(汗)

事実、私の高校時代は共学でしたがやはりそんな感じだったような気がします。(あくまでも私見ですので…)

セリフやテキストで『私は陰キャです!』と伝えるよりも映像作品である以上、観て察していただく方が理想的だと思うのです。

なので、スカートに関して言えば、本来であれば膝下…いや、膝上そこそこくらいが私の理想…だった。

しかし、制作過程において長すぎるスカートというのは少々厄介なのです。

基本的にヒロインが着用する布製品は、私は物理シミュレーションで対応させております。

なぜかというと自然な感じが得られる…これにつきます。

ただ、長すぎるスカートなどは捲り上げる表現が、やって出来ないことはないのですが、どうしても手間と時間がかかってしまいます。

つまり面倒くさいということ(笑)

作品自体に納期があるわけではないのですが、自身が理想とするあらゆる表現に対し、好き勝手にコストを割いてしまうというのは、ちょっと現実的ではないような気がいたしますし、創作物とはいえ、ある程度割り切るというのも大切だと思うのです。

ここで言う『割り切る』というのは「現実を直視しろ!」ということ。

『現実を直視』というのは、「工夫してなんとかせい!」ということ。

確か何かで拝見した記憶があるのですが、ドラゴンボールに出てくる亀ハウス。

海の中にポツンと佇む小さな孤島に建っておりますが、あれは背景を描くのが面倒くさかったというのが鳥山先生の理由だったそうな…

戦闘シーンにおいても、基本的に荒野が主戦場というのも同じような理由からだったみたいです。

習慣連載の商業漫画などは納期が非常にタイトであり、それこそ納期厳守のもと、表現に対しての工夫は必要不可欠でしょう。

面倒くさいから『楽』をする…というのではなく『工夫』をする。

言い方を変えれば、『工夫』した結果『楽』になったとも言えます。

『楽』と『工夫』は紙一重、そんな気がいたします。

理想現実というものは、例えて言うならみたいなものであり、創作物に限らずあらゆる物にあてはまる、思い通りにならない大変厳しく、せつない部分ではないかと…

極力、理想に近づける努力はしてはみるものの、やはり100%一致とはいかいないというのがこれまた現実なのでしょう。

でわ!

“『楽』ではなく『工夫』” への2件の返信

  1. いつも素晴らしい作品をありがとうございます。
    そうなんですよね・・・工夫して結果的に他の人からは
    楽に見えても、その工夫に多大な時間をかけている場合も
    あるわけで。。。

    DLsiteの件も悲しいですが、応援しております。

    1. ありがとうございます!
      DLsiteの件は今となってはポジティブに捉えておりまして、それだけ責めた作品だという評価を頂いたということで「よくやった!」と自分に言い聞かせております(笑)

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