MAD VERMILLION

続編は未定ですがシリーズの紹介だけさせていただきます。構想、備忘録も兼ねております。

パラノーマルリビドーとは

怪談、都市伝説、心霊現象などのオカルト要素を盛り込んだ成人向けシリーズ作品となっており、登場する各キャラクター特有のシチュエーションで物語が展開します。

 

日本のとある県に位置する神淫舞町(かみいんぶちょう)。そこでは様々な怪異が巻き起こっていた。

しかし怪異と言ってもただ恐怖に満ちただけというものではなく、そこで巻き起こる怪異は常に快楽が伴うものであった。

それの除霊・浄霊を請け負う拝み屋。それを敢えて求めるコレクター。好奇心ゆえにそれと遭遇してしまう若者達。

怪異と、そしてそれがもたらす快楽とどう向き合うかは・・・彼ら次第。

人物相関図

登場人物

須藤 由紀

(すどう ゆき)

オカルトサークルに所属する快活で少し天然な19歳の女子大生。ある日『メゾン・de・パーヴ』というアパートの204号室が事故物件だという情報を入手し、好奇心からあえて入居を希望するも案の定その洗礼を受けてしまう。残念ながら霊体を目視することが出来ない。が、事故物件での洗礼の際、カメラレンズ越しに初めて霊体を目視することに成功する。交友関係はやはりオカルト好きが多い。心霊スポット巡りが一番の楽しみ。男性経験は過去に交際していたその一人とだけ。異性との交際というものに煩わしさを感じておりあまり興味がない。

 

黒田 巧

(くろだ たくみ)

インテリ風の21歳の男子大生。メンバー3人の弱小オカルトサークルの代表。常に冷静沈着を装っているが実はかなりのビビリであり、最悪なことに霊を目視出来てしまう。サークルで心霊スポット巡りをする際は、さり気なく由紀を盾にする癖がある。ビビリではあるがオカルトに関する知識は豊富で、いざという時役に立つ。唯一の車持ち。基本的に女性に対しては奥手でムッツリな一面がある。そこそこ年上の彼女がおり完全に尻に敷かれている。ビックリするくらいの早漏のため彼女からいびられることもしばしば。

美馬 あかね

(みま あかね)

内気な19歳の女子大生。友人と呼べる者は少なく須藤由紀が大学においての親友というポジション。占いや黒魔術といったことに興味があり心霊とは少し違ったカテゴリーに属する。霊を目視することが出来る。黒魔術の影響からか悪魔を崇拝する一面があり、そのため真剣に悪魔召喚の儀式を執り行ったりすることがある。結果は言わずもがな。男性経験はなく、過去に初恋の男性を友人に奪われそれがきっかけで黒魔術にハマり出す。ハマった理由は想像にお任せする。

東宮 仁

(とうみや じん)

単身赴任という形で事務所を構える48歳の拝み屋。妻子あり。妻も同業者であり故郷の実家で活動している。古来より非常に力のある家柄の為、血筋を維持するため東宮家では代々近親婚による維持繁栄が繰り返されている。ゆえに仁の妻は実の姉である。その間に生まれた子が東宮明日香とその弟である。東宮家では女性の方に力が強い傾向があり退魔を担うのは女性の役目とされている。「この世の女性が相手ならばそれは浮気である。しかしこの世ならざる者が相手ならば浮気にはあたらない」といった名言を残す。が、妻はそれを断じて認めていない。歴史的に東宮家と政府の間には秘密裏に繋がりがある。

尾上 瑠衣

(おがみ るい)

ゴスロリ衣装を身にまとった物静かな18歳。抑揚の無い喋り方が特徴。両手首にはリストカットの形跡があり自殺未遂を繰り返していた。ある日、未遂で済ます予定だったがドアノブで首を吊り本当に死んでしまう。成仏出来ず浮遊霊として彷徨っていたところ、東宮仁と出会いその時人生で初めて優しくされたということもありそれ以来東宮仁を拠り所としている。成仏する気はまったくなく東宮に恋心を寄せていたが、酒を飲んで酔っぱらった際、勢いで東宮仁に押し倒され抵抗することなくそのまま処女を捧げてしまう。現在では東宮の助手的存在である。

東宮 明日香

(とうみや あすか)

自治体レベルでの依頼を受け全国を渡り歩く25歳の退魔師。有力な霊能力者の家系、東宮家の現当主の長女。その才能は歴代の中でもトップクラス。特殊案件を扱うため実銃を用いた特殊な退魔方法を採用。そのため特殊拳銃携帯許可をあらかじめ各都道府県から得ている。実の弟を溺愛し弟に会う度に意地でも性交しようと試行錯誤するがことごとく失敗。だが直近の案件でたまたま弟が暮らす町を訪れ、彼の家に一時的に世話になることに。その時に念願だった弟との性交に成功する。大学在学中はその風貌からか、かなりのヤリマンとの噂が広まり明日香の部屋の前には勘違いした連中が常に行列を作っていたという…あくまでも噂レベルの話である。

東宮(弟)

(おとうと)

本作では主観要因として登場する。物心をついた時から自身を溺愛する実の姉に言い寄られ筆おろし未遂が横行する。そんな姉に嫌気がさし家を出ることに。代々有力な霊能力者の家系に生まれるも自身だけはその才能に恵まれず。そのことに対して悲観はしておらず、代々受け継がれてきた家系の仕事というものには少々否定的である。定職はなく懐事情でその都度腰を上げる生活をしている。特定の女性が存在する時はヒモになることも。女性に対してはあまりガツガツすることなく、とにかく自由に生きることをモットーとしている。

神薙 千尋

(かんなぎ ちひろ)

年齢不詳の骨董店の女店主。見た目から推測するに20代後半から30代前半くらいと思われる。店は基本的に夜しか営業しておらず、しかも特定の人間にしかこの店は認識出来ないようで店に立ち寄る客は男女問わず千尋の美貌に魅入られる。魅入られた客は凄まじい脱力感に襲われ退店する。その後なぜか連日この店に通うようになるも、いつしかその足はパタリと途絶えてしまう。店で取り扱うものはごく普通の骨董品だがごく稀にいわく付きの物が入荷される。唯一の常連客である菅原京一はそれが入荷されるたびに千尋から連絡が入るようになっている。なぜか菅原の足だけは途絶えることがなく、そんな彼を千尋はひどく気に入っている。

菅原 京一

(すがわら きょういち)

いわく付きとされる物を集めるのが趣味の32歳のフリーター。長きに渡り女性との縁がなかったが、ある日勇気を振り絞り本番の出来る風俗店に行きそこで初めて男となる。この時自身の下半身が尋常じゃないくらい強靭だということに気付く。その日を境にセックスという名の快楽に溺れ、週に2~3回の頻度で同店に通うも、しばらくして店の大半の女の子から「菅原の相手はムリ」と声が上がり入店拒否とされてしまう。ネットオークションでビニール製のいわく付きダッチワイフ(使用済み)なる物を入手し試してみた結果、人間が相手の時以上の快楽を得ることに成功。その後、単なるいわく付きの物ではなく、快楽の得られるいわく付きの物を中心に収集し始めるようになる。

高山 誠一

(たかやま せいいち)

神淫舞町交番に勤務する28歳の巡査。明るく正義感に溢れ困った人が居たら放ってはおけない少々お節介なタイプ。地域住人からの支持は絶大。子供好き(性的ではない)。同交番に勤務する高山の後背にあたる女性巡査の大下からはいつもからかわれているが、一人っ子である高山にとっては妹のような存在である。勤務中、暇な時は半ば無理矢理大下に性交を迫られ嫌々ながらも仕方なくそれに応じてしまうが、そこには恋愛感情は一切ない。結婚願望があり密に婚活中。腕っぷしに自信はないが悪人に対しては危険を顧みず立ち向かう。オカルトの類は大の苦手。

大下 愛美

(おおした えみ)

神淫舞町交番に勤務する24歳の女性巡査。少々ドジで天然の何を考えているのか分からない存在。同交番に勤務する先輩の高山からは何故警察官になったのかよく不思議がられる。性欲が強く勤務中にも関わらず無意識にオナニーを始める。そのことは高山も知っており注意しても一向に治らず、大下いわく『クセ』とのこと。盛り上がってくると嫌がる高山を無理矢理誘い交番内で性交に発展することもしばしば。大下いわく『病気』とのこと。大下の中ではそこに恋愛感情は一切ない。そんな大下だが彼氏いない歴年齢というのがいまだもって理解出来ず、大下にとって高山は単なる道具に過ぎないのではないかと思う場面が多々ある。

泉井 琴音

(わくい ことね)

北陸の山中にひっそりと佇む存続自体が危うい無格社に巫女として仕える26歳。宮司である父はそれだけでは生活が厳しいため行事以外の時は税理士として自営業を営んでいる。娘の琴音も当然、巫女としてだけでは生活が厳しい為、超短期のアルバイトや霊的案件を請け負って生活費の足しにしている。時には立ちんぼのようなこともするが、そこにうしろめたさは感じていない。琴音自身、東宮明日香に勝るとも劣らない力の持ち主で、明日香の直近の案件では密に手を貸してあげたことがある。その際、明日香の弟と肉体関係を持つこととなり、それ以来明日香の弟は琴音のことが気になっている。弓の腕前は超一流。先祖代々、泉井家と東宮家とは繋がりがあり持ちつ持たれつの関係だったが、泉井家の事情が事情なだけにその関係が希薄となりつつある。

水月 風花

(みづき ふうか)

中年のエセ女霊能者。法外な料金で霊的案件を請け負うも、その全てが解決に至ってはおらず当然苦情が来るが適当な理由を付けそれを一蹴する。金儲けが上手い。高校時代はコギャルブームで自身も日サロに通い援助交際に精を出していた。調子に乗って人生をなめてきた結果、婚期を逃し現在はママ活で若い男を貪っている。しかし穴モテするせいで2回目以降はタダで若い男を堪能出来る。ちなみに霊的案件で現地に赴いた際は必ずと言っていいほど変なもの(霊)を持ち帰ってくる。その度にお祓いに行く行きつけの寺があり、そこの住職からは当然のことながら呆れられている。「いつか死ぬ」とも言われているが風花自身はまったく気にする様子もない。