焦った末に取る手段

心にゆとりが無くなる…

つまり私は今焦っているわけですが、そうなると制作過程において取る手段があります。

それは素材を買うということ。

映像制作をしていると当然背景が必要になるわけですが背景制作(小物を含む)は正直面倒くさい。

どこまでこだわるかはその制作者によりますが、私は背景そのものが直接演出にかかわってこないのであれば必要最低限でいいと思ってます。

単純にそのシーンがどこなのか?が分かればそれで充分。

リビングなのか、バスルームなのか…川なのか海なのかが見て分かればそれでいいのです。

正直その制作にかける時間が勿体ない。

主役はあくまでキャラクター…

なのでキャラクターだけは自作が基本です。

今回、リビングで掃除をするママさんのシーンがあるのですが、どうしても掃除機をかけさせたかった。アイキャッチがそのシーンです。

これまでの私のライブラリから掃除機のモデルデータを探す。

あれ?無い…

確か昔、何かで作ったような気がしたのですがどこを探しても無い(汗)

焦りの真っただ中にいる私は考える。

1から作るべきか手っ取り早く買うべきか…

作る…?

時間が勿体ない…

「じゃあ買っちゃえ!」と海外の販売サイトを覗く。

あることにはあるが基本的に素材は海外仕様。

理想に近いものを発見しますがどこか微妙な感じ。

葛藤する私…

「やっぱ作った方がよくね?」と、焦りつつもやはり確実に納得出来る方へと方向転換。

「時間が~…」と嘆きながらも掃除機の資料集め。

素材を作るときは基本的に実在するもの。

その素材の寸法などが記載された仕様書をネットから探し出してきます。

それがあると制作がスムーズになります。

メーカー名等が分かる部分は伏せればOK。

しかし今回の掃除機に関しては仕様書などが見つからず(汗)

仕方なくパンフレットを見ながらのアバウトな感じでの制作。

数時間かけ完成し、早速ママさんに持たせてシーンを撮影。

掃除機の登場シーンは僅かに十数秒!

う~ん…

結局のところその十数秒をお金で買うか否かってことです。

結果的に自分の理想としてたスティック形状の掃除機を自ら作ることで手に入ったわけですから、まあ…良かったのかなと…

ただ心残りなのは、実物通りではなくアバウトな感じになってしまったことです(泣)

ちなみに…

『パラノーマルリビドー』で笠原いずみが持ってるゴミ袋ですが…

4ドル♪

ゴミ袋でさえもお金を払ってでも欲しかったということです!

そのくらいこの作品を作ってる時は焦ってましたね(笑)

でわ!

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