キッズが登場する作品においては大人同士の作品に比べタチが悪いもので…
一番の問題は彼ら(彼女ら)の特有の動きの速度。
大人に比べ体が小さい分動作に小回りがきくためチョコチョコした所作が必要になります。
単純に『頷く』といった動作でも大人によりも比較的テキパキとした動作にしてあげるとキッズ感が出るというものです。
意識はしていても大人と同じ感覚で動きを付けてしまうこともしばしばで、そうなるとやはりそこには違和感が存在します。
mocaの作品でキッズを初めて扱ったわけですが、一作目でも一応そのことは念頭にありました。しかし気付くと忘れてしまっていて作り直しなんてことがあったのを憶えています。
それともう一つ、キッズを扱う際の問題がありまして…
それは体が小さいということ(泣)
この問題は動作よりも切実で、絡みの部分においては体の大小、身長差というのは大いに私を困らせる要因となります。
mocaの『公園へ行こう act.2』で、とある男のセリフで確か「体位に困る…」みたいなのがあるのですが、あれは私の心境を入れたもの(笑)
脚本の段階で動作等に無理があるかどうか3Dモデルでシミュレーションをするのですが、その時点で厳しいと判断することが多々あります。キッズ作はとくに。
しかしながらシーンの構成上そうせざるを得ない状況の場合は半ば無理やりでも制作に踏み切る…だってそれしか他に道がないから(泣)
とある男に動きを付ける当事者としては、彼の行為の際の苦労を知っているため思わず「お疲れさん…」と一声をかけてしまう場面も…
まあ、つまりはそいういうことなんでしょう(意味深)
今作に関しては大人の男ではなく大人の女性、且つ母親。
相手のキッズは身長120センチ。
やはりその部分においてはきっとママさんも苦労するはず…
だって私が苦労しているから。
ただ幸いにもとある男と違って屋内というのが救いでもあります。
でわ!